春ごろになると、新大学生や新社会人の方は一人暮らしをする方が多いと思います。
その中で、「物件ってどう選べばいいの?」 「初めての一人暮らしで失敗したくない」など考える方は多いのではないでしょうか。
そのような悩みを抱えている方に、今回、知り合いのプロの不動産屋から聞いた、失敗しない物件の選び方をご紹介します。
それではさっそくご紹介していきます。
1.物件選びはなぜ大切?

物件選びを慎重にせず、「今だけ」の判断で決めてしまうと、生活の質や経済的な安定を損なってしまう可能性があります。
物件選びを慎重にした方がいいと言われる理由として主に、「生活の質」 「通勤や利便性」 「経済的な面」 「安全性と将来性」などで、後悔してしまうからです。
また、現在では「SUUMO」 「アットホーム」 「HOME‘S」などの物件探しアプリがあり、そこから問い合わせで簡単に契約まで行けてしまうという点から、実際に適当に選んだり内見に行かなかったりする人が、たまに見られます。
そうしてしまうと実際に住んでみたら、不便に思ってしまうところが出てきてしまい、すぐまた引っ越しをしなければならない可能性などが出てきます。
なので物件を選ぶときはしっかりと慎重に、自分が望む条件など、将来性が高い物件を選ぶことが重要になってきます。
では、一般的にどのような物件が、人気で物件選びで失敗しずらいのでしょうか。
2.物件選びで失敗しない方法6選

物件選びで失敗しないためには、事前の準備と慎重な判断が重要になってきます。
物件選びは、多くの時間と労力が必要になってきますが、その分慎重に選ぶことで後悔のない理想の物件に住む音ができます。
プロパンガスの物件は極力避ける

プロパンガスは都市ガスに比べ、料金が約1.5倍~2倍ほど高くなってきます。
長期的に、住み続けるとなると、都市ガスに比べとはるかに料金が高くなってしまいます。
デメリットも当然ありますが、プロパンガスを使用している物件はそれなりにメリットもあります。
プロパンガスを使用している物件は、他の賃貸と比べ、家賃が安くなってくるのと、災害時の復旧の早さや安定供給を重視できる点がメリットになってきます。
壁の遮音性があるか確かめる

賃貸でトラブルになりやすい原因となっている「騒音トラブル」。
遮音性は、住み心地やストレスの有無に直結するほど重要な点になってきます。
遮音性が低いと、自分の生活音が漏れたり、趣味などを楽しみずらくなったり、長期的な住み心地の面に直結してきます。
そこで、遮音性を確かめる方法として、内見時に実際に物件の壁をノックしてみて、音が響きやすかったら遮音性があまりなく、音が響きずらかったら遮音性があるということになります。
それでも不安な方は、実際に不動産会社の方に相談してみるのもいいかもしれません。
部屋の日当たりの良さ

賃貸を選ぶときに、多くの人が重視している「日当たりの良さ」。
日当たりの良さが重視されている理由として主に、「洗濯物が乾きやすい」という意見が多いです。
またその他にも、日が部屋に入ることで、朝すっきりとした気持ちで起きられ、精神的な面でも安定感を感じることができます。
内見時に実際に日当たりの良さを確認することが非常に大切になってきます。
ですが、夏場になってしまうと部屋が暑くなりやすくなってしまうという、デメリットもあるので、そこはしっかりと考え選ぶ必要があります。
コンセントの数と配置をこだわる

賃貸物件選びにおいて、コンセントの数と配置を確認することは、快適に生活するうえで非常に大切なポイントになってきます。
コンセントの数と配置は、一見見落としがちですが、数と配置が不足していると、とても不便に感じる点が出てきます。
代表な例として、リビングや寝室で、テレビ・パソコン・スマホの充電器など使いたいのにコンセントが遠くコードが届かなかったり、テレビなどでコンセントを使っていて、スマホが充電できないといったトラブルが出てきます。
また、人によっては家具の配置に影響を与えてしまう場合があり、ベットやソファーの近くにコンセントがなく、不便に感じてしまう場面が出てくる可能性があるので、そこも要注意です。
2階以上を選ぶようにする

賃貸物件選ぶ際に、2階以上選ぶ人はかなり多いです。
2階以上に住むと、まず防犯面でのリスクが減るという点が大きいと思います。
1階と比べて2階は、外から侵入されるリスクが大幅に減少するので、洗濯ものなどを干すなど、窓を比較的安心して開けることができます。
また2階以上になると騒音が少なくなってくるという点もあり、1階は道路や駐車場に近いため、車のエンジン音や人の話し声が直接響きやすいです。
最後に、これは立地にもよりますが、1階に比べて2階は虫の侵入が圧倒的に少ないです。
1階は地面に近いため、ゴキブリやアリなどの小さい虫が侵入するリスクがあります。
前の入居者の退去理由を聞く

賃貸物件選びの際にほとんどの人がしていない、「前回入居者退去理由」を聞くということ。
前の入居者の退去理由を確認することで、物件の状況や周辺環境をより正確に把握するための重要メリットがあります。
物件の問題点を事前に把握することができたり、周辺環境のトラブルを把握することができます。
例えば、近隣住民の騒音やマナーの悪さが原因で退去したケースや、治安の悪さ、交通の不便さといった自分にとって許容できる環境かどうか判断することができます。
また、皆さんが住みたくないと思う「事故物件」という可能性もあり、しっかりと退去理由を聞くことによって、入居後の後悔を防ぐことができます。
3.物件選びは早めにすることが大切

「物件探しは、彼氏彼女を選ぶのと一緒」という言葉を聞いたことはありませんか?
「自分の理想の好条件の物件を探す=自分の理想の彼氏彼女を探す」という風に知られていることが多いです。
良い条件の男の人や女の人は、すぐに他の行動力がある人に取られてしまうのと同様に、好条件の良い物件も、行動力があるひとがどんどん取っていってしまいます。
そして、「あのときもっと早めに取っておけばな~」と後悔してしまい、自分の理想の物件に住めなくなってしまうことが多くあります。
新大学生の方や新社会人の方などは特に、春に近づけば近づくほど良い物件はどんどん取られていくので、早め早めの行動を心掛けていくことが大切です。
では、いつが一番物件探しに良い時期なのかというと、早くて10月の下旬からで遅くても12月の上旬までには物件を決めておくといいと思います。
4.物件探し【まとめ】
物件探しは、単に「住む場所」を決めるだけでなく、生活の質や快適さを大きく左右する重要な過程になってきます。
家賃や立地だけでなく、住んでからの生活をより快適にするために広い視野をもち考える必要があります。
自分のライフスタイルや将来の計画に合った物件を選び、事前に問題を把握し、納得できる条件で契約を結ぶことが大切です。
また、物件の管理状態や周辺環境、過去の入居者の経験なども重要な情報源となります。
物件探しをする際は、慎重に選び、長く快適に住める物件を見つけましょう。